コラム

【マナーズサウンドコラム】10月のタイフーンと自律神経

♬ 今はもう秋 誰もいない海〜♬ 

1970年、トワ・エ・モアさんの美しいメロディ(山口洋子作詞/内藤法美作曲)、懐かしいと思う人も多いのではないでしょうか?
 今日から10月、今はもう秋です。そして台風16号で、海には誰もいません。暴風高波で危険です。
秋なのに台風。最近ではもう珍しい光景ではなくなりましたね。
 台風カレンダーをめくると、ここ数十年で年間の台風の発生数は平均で26個。8月と9月が断然多いのですが、意外にも10月は平均で3・6個で、これは7月と同じ数なんです。

 では、そもそも台風はどうして発生するのか?小学校時代の理科の授業にタイムスリップしましょう。
そもそも台風は『』の親分ですよね。地上が熱を持つとと、空気中の水分が高温化して上昇(蒸発)して、そのスペースに上昇した水分(空気)より冷たい空気が流れ込む。これが単純な『』の発生メカニズムですよね。それが地球面積全体の71%(約3億6000万平方Km)を占める海上で起こっているのです。
 つまりは太陽光が強くあたる南半球の熱帯の海水が、太陽に近づく夏に大量に上昇を続け、それが上空の冷気により凝固して雲になる。その雲が飽和状態になると風の親分が登場して、もの凄い風の渦をつくり、凝固した水(雲)が重くなり地上に大雨を降らせ洪水をもたらす。地球誕生以来、今日にも、そして未来へも永劫に続く自然の摂理なのです。
 台湾、フィリピンをはじめ日本を含む、熱帯の太平洋に接する小さな島々が台風の直撃を受けるのも自然の道理なのです。

 さてここからは中学校の歴史の授業です。台風と密接な関係にある『地球温暖化』が進むとどうなるのか?
 地球温暖化のそもそもは人類が利便性を追求しはじめた産業革命に起因します。歴史の教科書風に言えば1760代にイギリスで起こった機械化です。縄文時代には木(麻科)の繊維を紡いで布(衣服)を作っていましたが、綿が登場して綿を紡いで糸を作る(製糸)ようになりました。1760年以前は、綿を育て糸を紡ぎ、布にするまでをすべてを手作業で行っていたため、布は貴重品でした。
 イギリスで自動機織り機が発明されると、布の大量生産が可能となり、そのために工場が各地に建設され、機械を動かすエネルギーとして主に大量の石炭(化石燃料)が使われました。
 当時は救世主であった石炭ですが、地球人口の増加に伴い、人類の頭脳が、自然との共存を無視してしまったために、とてつもないしっぺ返しが、今、まさに地球上に到来しているのです。
 有限の石炭に代わる多種多様な人口的なエネルギーは人類に多大な恩恵を与えてくれました。夏は涼しく冬は暖かく、移動もスムーズに、海外でもひとっ飛び。日本に関して言えばスマホはサクサク繋がるし、食料も水も豊富にあります。しかし、その反面で水害による被害は甚大で、これは地球全体の危機的問題です。つまり温暖化とは、地球全体が、温室のようになってしまい、本来なら大気圏外に逃がすべき熱を、人類が蓄積した二酸化炭素が、温室(ビニールハウス)のビニールとなってしまい、何十年後には夏の気温が50度に達するという研究データも出ているそうです。

 実は、これと同じ現象がなんと人体でも起こっている、という話です。
人間(人体)は宇宙の一部であるという説に則れば、当然のことと思います。利便さや快楽を求め不規則な生活(睡眠不足、ストレス)や不摂生な摂取(多食、暴飲、喫煙、添加物)を続ければ、当然、健康は損なわれ、現在の地球のように病んでしまいます。
 
 ここからは高校の生物の授業です。
以前のコラムで人体を司っているのは実は「」ではなく「小腸」である、という最近の医学的な仮説を書きました。そして人体には、自律神経というものが存在して、これは神経ですから、外科的にいじることはできません。特に排尿とか排便とか人体の解毒を司る神経と言えば、分かり易いでしょうか。つまり人体が無意識に行う生命存続行為を支配しています。人間は自身の信念とか意思とか根性などで心臓を止めることはできても、動かすことはできません。すべては自律神経さん次第なのです。
 ただ、残念なことに、そんなに大切な自律神経さんですが、腹筋や腕立て伏せで鍛えることも、サプリメントやクスリで誤魔化すことはできても、根本から元気にすることはできません。自律神経さんが、著しく弱る(狂う)と、「自律神経失調症」と呼ばれる厄介な症状になります。排泄障害や、鬱などを発生してしまいます。これを宇宙的概念で言うと地球温暖化、ビニールハウス状態、つまり自力では、もうどうしようもできないのです。

 では、どうしたら良いのか。地球温暖化は「パリ協定」(京都議定書の進化系)で温室効果ガスの削減に向けて国際社会がどこまで本格的に規制に取り組むか、と言う世界全体の同意に委ねるしかありません。しかし、事態は相当厳しいです。自国の利便、繁栄のみを追求する国が一つでもある以上、集中治療には至らないからです。
 自分は健康になりたい、しかしグルメだから美食はやめられないし酒も煙草も飲む。血管も内臓も見えないからいいだろう、という考えだが、実は体内でタイフーンが巻き起こり、大洪水で臓器が悲鳴をあげ、知らず知らずのうちに自律神経が麻痺すると、あっと言う間に心停止でサヨウナラです。明日は我が身だと、自分に言い聞かせています。

 では小宇宙の人間はどうしたら良いのか? 欲望を抑えればいいのですが、大変ですよね。
そこで、マナーズ博士は『自律神経』の周波数を探す研究に膨大な時間と費用を費やしました。何故ならば自律神経は、人体でもっとも重要な部位のひとつであるからです。ストレスなどで乱れた周波数を本来の周波数に戻すことにより、苦痛を伴う禁欲もせずに、自律神経を本来の正常な周波数に戻してくれるからなんです。自律神経は眉と眉の間、つまり眉間部分にあり、実際の施術ではこの部分にアプリケーター(特殊スピーカー)を1〜2分ほど当てて乱れた周波数を正常な周波数に同期させます。

 マナーズサウンドではさまざまなCDが用意されていて、筆者のお勧めはマキノ出版さんから発売されているCDブック『自律神経を整えて超健康になる』です。定価920円でとてもお手ごろです。
 西田陽司医師(愛媛大医学部卒)、稲葉俊郎医師(東大医学部卒、東大病院循環器内科助教授)も推奨。平田彩友瑠(マナーズ・サイマスティクス・ドクター)監修。

 10月の雨、激しい雨音を静かなサウンドで同期させながら聴き、暖かいルイボスティーでもいただきながら、残り三ヶ月となった2021年の行動計画を精査したいと思います。

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マナーズサウンド編集部
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