9月9日は『救急の日』だそうです。
ピーポーピーポーと救急車のサイレンを耳にするたび、みなさんはどう感じられますか?
マナーズサウンドのオフィスは銀座3丁目、昭和通りという大通り沿いにあります。
近くには救急指定病院をはじめ聖路加国際病院、国立がんセンターなど大病院があり、救急車のサイレンの音を度々耳にします。
コロナ禍で重症患者さまの受け入れがままらない現況下、患者さま、ご家族さまのご不安や、救急隊員さん、医療スタッフさんたちの懸命の活動を思うと、胸が締めつけられる思いです。
ところで、日常、耳にする救急車のサイレンの音ですが、実は法令で出力と周波数が定められているのです。
出力とは簡単に言うと音の大きさ(音量、音圧)です。
救急車の前方20mを走る乗用車が窓を閉めた状態でも聞こえる大きさが目安です。
数字で表すと、90db(デシベル)以上120db以下。
例えば電車の高架下の音量は約100dbだそうです。
そしてもうひとつ。「ピーポー」と聞こえる音は周波数によって作られています。これにも規定があります。
周波数とは空気を媒体とする振動数で高周波低周波があります。
人間の可聴域は20Hz(ヘルツ)から2万Hzで若者と高齢者では可聴域は変化します。
救急車のサイレンは770Hzと960Hzです。
これはドレミ式の音階だと「ソ」(783Hz)と「シ」(987Hz)に近く、
絶対音感のある人には「ピーポー」ではなく「ソーシー」と聴こえるそうです。
面白いですね!
このように、日常で耳にする音のすべては周波数と音圧によって構成されているのです。
みなさんの中で、実際に救急車のお世話になった方はいらっしゃいますか?
実は、私はあるんです。
以前、熱中症で倒れて救急搬送されました。
その時も、受け入れ先の病院が見つからず、救急車の中で一時間以上待機させられました。
意識は朦朧でしたけど、救急隊員の方々が電話と無線で懸命に受け入れ病院を探してくださいました。
それから30分以上かけて救急車で揺られたのですが、決して乗り心地の良い乗り物ではありません。
車内にいても「ピーポー」はけたたましく聞こえました。
いつの日かマナーズサウンドの研究が進んで、この「ピーポー」が心身に心地よい周波数に変われば、
喧騒の街が癒しに包まれた街に変わるんじゃないかな、ふとそう思いましたおんぷ
Have a good sound today! 良い一日を。
マナーズインターナショナルスタッフ(T.A)