コラム

【マナーズサウンドコラム】『誕生日に引き寄せる周波数の不思議』(その1)

 数年前のことですが、著者は「奇門遁甲」(きもんとんこう)「紫薇推命」(しびすいめい)「四柱推命」「占星術」「風水学」「方位学」などの大家である佐藤六龍先生(故人)に教えを請うために、門を叩いたことがあります。背筋がピンとした眼光鋭い80半ばのお爺ちゃん。
 「占いなど、そんなもん、当たりはせん。占いの勉強?そんなもんおやめなさい。時間の無駄だ
新聞広告で自ら生徒を募集しておきながら、なんという不遜な。しかし、六龍先生の言葉の意味を深く知るにつけ、大いに興味を持ち入門することにしました。
 さて、入門したはいいのですが、これはかなり深い学問で、趣味の範疇でこなせるものではありません。大学の授業よりはるかに難しく、予習復習にかなりの時間を割かなければ授業についていけません。週に一日だけの授業では理解不能で、著者は同じ初心者コースを2年連続で受けました。皆勤しましたが、まだ入り口にもたどり着けない段階で、師と仰ぐ佐藤六龍先生が他界され、講座そのものも消滅した次第です。

 そこで学ばせていただいたのは、「人間の運命とは誕生の瞬間に定まる」と言う説です。これは中国4000年の「運命学」の一例ですが、マナーズ博士の周波数と重なる部分があることに着目しました。

 六龍先生から学んだものは「当たるも八卦、当たらぬも八卦」と言う夜の街角に灯籠で佇む妖しげな易者の類ではありません。その易者さんだって占うには、まずは対象者の生年月日を基準とします。しかし、生年月日が同じ人は世界中に数多いて、だからと言ってみな同じ運命ではないはずです。
 六龍先生の教えでは全ての現象の起因は「時刻」と「場所」に集約されていると言うことです。このピンポイントの点(時刻)と点(場所)と『』との位置関係が事象の運命を司る、と言うのです。
 時間は止めることはできません。場所も、地球が自転しているので、宇宙から見れば動いているのです。つまりは流動。地球上に静止している生命体、物体は皆無なのです。
 それに対して『周波数』はどうなのか?というのが今回のテーマです。

 実に興味深い実話があります。
テレビ東京の人気ドキュメント番組『家ついてっていいですか?』をご存知ですか? 
内容は、終電に乗り遅れた人とか、お祭りに参加してる人、あるいは銭湯帰りの人、スーパーで買い物している人に不作為に声をかけ、その人の許可をもとに自宅訪問して、寝室や冷蔵庫の中までも撮影して、その人の家族や人生のドラマを聞き出す、と言う悲喜のこもった秀逸な企画です。
 10月6日水曜日の放映の中での実話です(再放映ですが)。
 新宿駅で終電を逃した女性(A子さん)にディレクターが、「家までのタクシー代をお支払いしますので『家ついてっていいですか?』」と声がけして交渉が成立しました。30代独り暮らしのAさんのマンションの部屋に上がり込み、色々と話を進めていく中で異性の話になりました。
実は結婚したかった男性がいました。同棲もしてました。その人のために料理を作ることが嬉しかったです」とA子さん。
知り合ったきっかけは?別れてしまったの?でもどうして?」とディレクターが進行を続けます。

以下Aさんの話の要約です。

出会いは地元の遊び仲間の紹介でした。彼とはたまたま生年月日が同じだったんです。ですから会ったその日から盛り上がりました。なぜか彼と一緒にいると心が安らぐんです。何故だかわかりませんけど
ふんふんそれで?
彼とは結婚するつもりでした。ですから、ある日、親にも紹介しようとして実家に呼んだんです。父とも挨拶を交わし、父も彼も喜んでくれました。ところが、私の部屋で彼に告げました。『実はあの人、私の本当のお父さんじゃないんだよ』って。
すると・・・その瞬間の彼の驚く様子は尋常じゃありませんでした

 
 実はA子さんが誕生すると間もなく両親は離婚して、A子さんはお母さんひとりで育てられ、現在のお父さんはお母さんの再婚相手という、ここまではよくある話です。
 ところが、この話には続きがあります。
実はA子さんには同時に生まれた兄がいました。「独りでは育てられないから」と母親は兄を児童養護施設へ預けたというのです。
A子さんはそのことを知りませんでしたが、兄はそのことを知っていました。この国のどこかに双子の妹がいる、という事実を。

もう、お分かりですよね。
まさか?ですが実話です。こんなことって、実際にあるんですね。

同じ町。同じ誕生日。同じ病院。もう疑いようがありませんね」とA子さん。
その後、二人がどうなったかは、unhappyなので書けません。

 何かを正確に占う場合、必ず必要な情報があります。まずは生誕日の正確な時刻、何時何分何秒の単位まで。次に生まれた場所の正確な緯度と経度。最近では高さ3階以上の病院などで生まれた場合はそのようなデータが、かつては存在しない高さなので平地基準となり、その分、誤差が出る、と言うことも六龍先生の講義の中に出て参りました。
 双子は、もっとも似た運命を辿るのですが、当然ながら出生に順番(後先)があり、生まれた時刻も、自転により場所(位置)もずれるので、まったく同じではないのです。

 しかしA子さんと彼のように、20年以上も他人として離れて暮らしていたのに、それがどうしてか引き寄せられるように巡り逢い、そしてそれが異性であり、兄と妹が恋愛対象者となる不思議。これは奇跡なのか?あるいは必然だったのか?

 『類は友を呼ぶ』という諺がありますが、この『』とは人がそれぞれ持つ『周波数』のことなのです。『あいつとは波長が合う』と言葉を変えれば分かり易いでしょう。ラジオの周波数を合わせると音がクリアに聞こえるように、人間にもそれぞれの周波数があり、同じ周波数を持つ者同士は居心地がいいのです。A子さんと彼氏、二卵性双生児の兄と妹。DNAが同じだから波長が合うというわけではありません。世の中には不仲な兄弟姉妹は数多います。つまりは生まれた時刻と場所と星の位置関係によって、生命体が持つ周波数がほぼ同じなのです。俗に言う『オーラ』です。

 目には見えませんがすべての生命体はオーラに包まれています。肉体が母体から授かった生命体ならば、オーラとは生まれながらにして宇宙から与えられたエネルギー体なのです。
 そしてマナーズ博士はそのオーラにも周波数が存在することを発見されました。

 人間の誕生とは?運命とは?時刻と場所と星座の位置とは?オーラとは?周波数とは?
秋の夜長、佐藤六龍先生とピーター・ガイ・マナーズ博士が散りばめた無限のジグゾーパズル、一つひとつ、拾い集めては繋いでいきたいと思います。

(この項つづく)

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