皆さん、こんにちは。マナーズサウンド編集部です!
今回は前回インタビューさせて頂いた精神科クリニック花草(愛知県岡崎市)の増田先生に引き続き、クリニック花草でマナーズサウンドの施術に取り組まれている看護師の藤原さんとセラピストの岩崎さんにお話をお聞きしました。
現在、クリニック花草さんでは減薬や断薬を目指すサポートをしていく医療方針にて、漢方やハーブやアロマ、フラワーエッセンスなど自然なものを取り入れた療法、そしてマナーズサウンドを活用した施術もクリニックで取り入れられています。メンタル不調にお悩みの方のリアルな施術経験や、驚きの施術結果を聞かせて頂いたのでぜひ最後までお読みください。
はじめに藤原さん、岩崎さんのご経歴を教えてください!
藤原さん
出身と育ちが熊本で高校卒業後、愛知県の看護学校に進学し、愛知で就職致しました。病院勤務が長く、精神科にずっと勤めてきました。というのも、他の科ですと検査結果をデータで見て診断してもらえるというケースも多いのですが、 精神科の場合、目に見えない症状等も多いため患者さんご本人のご苦労も多いのではないかなと考え、この道を選び長年従事して参りました。その後は興味のあった地域支援を行いたいという想いから訪問看護を行っているなかで、増田先生のクリニック開業時から看護師として関わらせて頂いています。
岩崎さん
私は短大卒業後、自動車メーカーに就職し、海外エンジニアの通訳や商品企画など、今とは全く違う仕事を25年程していました。その間に子どもを授かったのですが、重度の食物アレルギーが判明し、アトピーもでてしまいました。食物アレルギーは特に治療薬はなく、アトピーはお薬を塗っても一時的に抑えているだけのような違和感があったのです。
そこから薬以外で何とかならないかと模索し、自然療法に目を向けたのがきっかけで、今に至ります。最初は足裏リフレクソロジーに出会い、その後アロマテラピーやフラワーエッセンスなど色々な自然療法や代替医療に強い興味を持ち、勉強しながら家族に実践してきました。他の人にも施術をしてあげたいという気持ちが湧いてきて、2016年からセラピストの道を歩み始めました。
マナーズサウンドとの出会いのきっかけは?
岩崎さん
2021年の冬にマナーズサウンドに出会いました。
自然療法や代替医療についても幅広く触れていたことから周波数や波動を使った療法にも注目していたなかで、音でも治療できると知ったのがきっかけでした。ちょうどそのタイミングで増田先生もサウンドセラピーに興味を持たれていたこともあり、一緒に平田先生のところにお伺いさせて頂きました。
藤原さん
私は岩崎さんに1番最初に施術して頂いたのですが、施術中に腸がすごく動くような感覚をその場で自分自身が体感しました。ちょうどその頃、母親が病気をしていたので家族にも自分が施術をしてあげたいという想いでマナーズサウンドの講座を受講させて頂きました。ただ私は何十年も西洋医学にどっぷり浸かっていたので、これまでの考え方をフラットにする作業から始めたという感じでした。
マナーズサウンドの概念やメソッドは、まったく異なる新しい世界と出会ったような感覚で学ばせて頂き、今でも施術しながら勉強させてもらってます。
病院というのは病気になった時や不調を抱えた時にいく場所ですが、マナーズサウンドを学んだことで、健康の考え方も変わり、衝撃的な経験をさせて頂きました。
クリニック花草さんで行われているマナーズサウンドの施術についても教えて頂けますか?
藤原さん
クリニックでおこなってるマナーズサウンドについては、院長の増田先生が診ている患者様の施術を行うことが多いです。メンタル系の症状を抱え、気分が沈んでいる方であったり、混乱している方、断薬減薬中で調子を崩されてる方が多いです。また体の調子が悪くて、家を出れないという方もいらっしゃいますので、訪問セラピーも行っていまして、お家にお伺いする形でマナーズサウンドの施術も行っています。
藤原さん
はい、特に夏場とか冬場とか厳しい気候の時期は、なかなか外出できないという方もいらっしゃるので、私がご自宅へお伺いして施術をさせて頂いています。
どういった方がマナーズサウンドの施術を受けられているのでしょうか?
藤原さん
やはり精神科クリニックなので、メンタルでお悩みの方が多いです。
精神的に混乱がかなり強くなってしまい、ずっと動き回ってしまうという方や、ずっと喋り続けてしまう方やトラウマ、ストレスの強い方などの施術を行ってきました。マナーズサウンドの施術はメンタル以外の施術もできるのでご要望によっては、フェイシャル(美容)や肩こり、腰痛といったお悩みを抱えている方の施術も行っています。
岩崎さん
クリニックの患者様の中では不安感が強い方や、不眠、ひどいめまい、耳鳴りなどの自律神経の乱れや、原因不明と言われる症状に悩まれている方が多いですね。あとはお子さんで発達障害と言われるような子たちも、いらっしゃいます。私の従来のサロンのお客様は自然志向の方が多いので、お薬以外の方法で不調を改善したい方や、ストレスケアや体のメンテナンスのためにという方が施術を受けてくださっています。最近だと、不登校の子や、HSPと言われるような繊細すぎて学校がしんどいという子たちも増えてきました。
印象に残っているという方の施術について詳しく教えて頂けますでしょうか?
藤原さん
私は、先ほどもお話をしたお家を出られない方の施術です。時には県外にも訪問施術を行っています。
例えば、会社のストレスがきっかけで眠れなくなってしまったり、ずっと動き回ってしまったり、ずっと独り言(精神科でいう独語)を喋り続けてしまい、夜中も外に出ていってしまいそうになるという方や一気断薬で寝たきりで他者との会話もできず訪問看護師の看護行為にも怒り拒絶する方の施術をしてきました。その方は他の精神科に行ったらすぐに統合失調症と診断されお薬を服用したところ余計に調子が悪くなってしまったということで増田先生のもとへご相談に来られて施術を開始しています。
そこから減薬・断薬に取り組まれている過程で家族の方も、 見守るのが大変というお悩みもお聞きしてきました。ずっと家の中で喋り続け動き回ったりされていた方は、初めて施術した時は、横になっていただいての施術すらできなかったのですが、施術をしながら「大丈夫だよ」と、声かけしながらなんとか施術ができるという状況でした。ただそこから回数を重ねるごとに、落ち着いて会話ができるようになって、食事も取れない、お水も飲めなかったという状態から飲食も自分でできるようになっていき、復職までされました。
また先にお話しした寝たきりの方は中学生、高校生ぐらいから、精神科の受診をされていて、病院を色々変える際に薬の変更もあり、肝炎を起こし入院となり断薬後、突然動けなくなったということでした。初めの施術では拒絶が強かったですが、回数を重ね、訪問看護師さんにも穏やかになったねと言われ、今はご家族とも現実的な会話が少しずつできるようになってきているところです。
1番印象に残っていて、今でもすごい励みになってる施術は、不安が強く胃の調子も悪かった男性の方です。施術後、「とても気持ちよかった」「細胞が喜んでいます」とおっしゃって頂きました。それが今でも励みになっています。最近ですと、産後の体調不良や、激しい生理痛で体調がかなり崩れているといった婦人科系の方も増えてます。
数多くの深いお悩みをかかえている方や、多岐に渡る症状の方の施術をされているのですね。岩崎さんもお聞かせいただけますか?
岩崎さん
藤原さんのように精神科の経験がなく、勉強しながら、初めての体験の連続でした。
私の場合、1番印象的だったのは高校生の女の子の施術です。最初はクリニックの診察を受けて、そこからマナーズサウンドに興味を持たれて、施術を受けてみたいとなったのですが、いざ診察に来ても車から出られないぐらいの状況でした。彼女は高校3年生まで問題なく元気だったようなのですが、いざ、これから大学の進路を決めていくという時にストレスからか、突然心が壊れてしまったかのように1日中ずっと独り言を話し、普通の会話ができないような状態にまでなってしまっていました。
マナーズサウンドの施術初日は、初めてクリニックに本人が入れたという状態で、お母さんになだめられながらベッドに横になってもらっても、施術を始めようとすると不安そうに「やめるやめる」と言って、逃げてしまいそうなほどでした。ただ、施術の回数を重ねるごとに変化が起きて、たった3回の施術でほぼ正常な状態になられたので、自分でも驚いていらっしゃいました。当初の状態から3回目でここまで元に戻れるなんて!という感じで、4回目には対面で私に直接悩みを相談してくれるまでになりその後は無事大学受験にも合格をされました。
「奇跡の高校生」と言えるほど回復が早く、私自身も本当にびっくりさせられました。
岩崎さん
本当にお母さんも驚いていました。他にも中度の知的障害で、自閉症スペクトラムと診断され、最初は暴言を吐いてしまったり、癲癇を起こしてしまう男の子も印象に残っています。
鬱の波が来るともう食欲喪失してぐったりしてしまうほどの状況だったようなのですが、その子も4、5回ほどの施術をし、目に見てわかる変化が出てきたのは、やはり3回目の施術でした。
暴言や問題行動もすごく減って、食欲がなくなってぐったりみたいなことはなくなったと仰って頂きました。マナーズサウンドの施術をを受けていることを知らない学校の先生やご親族の方々が、その子の様子を見た時に「最近とても落ち着いてますね」とお話があったとお母さんから伺いました。最初は施術を不安がるお子さんも多いのですが、回を重ねると「次の予約はいつにする?いつ来る?」と話を自分からしてくるようになってくれる姿は今でも記憶に残っています。
岩崎さん
はい、だんだん穏やかになっていき、自分を取り戻していくなかで主体性のある発言ができるようになる変化を感じています。なかなか家から出ることもできなかったという子が、自分から回復に向かうような推進力が持てるほどの気持ちになってくれるのはセラピストとしてとても嬉しい瞬間です。
藤原さん
はい、会話ができず暴れてしまうような方は病院に行っても興奮を抑えるお薬とか精神をコントロールするようなお薬が処方されると思います。
精神科勤務中はマナーズサウンドの施術を受けているような劇的な変化というのが起きたということはありませんでした。また、障がいと診断されている方たちも、マナーズサウンドで緩和されて、ちょっと穏やかな時間が増えるだけでも、ご家族の負担が少なくなるかと思います。数回の施術でゆっくり寝れるようになったり、気性の波が小さくなるっていうのはすごいことです。他の治療ではなかなかできないことだと思うので、本当にマナーズサウンドの施術はすごいと改めて思っています。
マナーズサウンドを学び、音響振動療法士として活動されるようになってからのエピソードや変化についてもう少し詳しく教えてください!
藤原さん
私は看護師として病院勤務が長く、周りも医療従事者が多いので、はじめは音響振動療法士、サウンドセラピーを始めたと説明をしても、医療関係の仲間には私がおかしくなった?と思われていました(笑)ただ私もマナーズサウンドと出会ったときはまったく外の概念と出会った感覚があったので、医療関係の仲間がそう思うのも無理ないと考え、そういう仲間にはフェイシャルの施術をしています。というのもフェイシャルの施術であれば変化がその場で視覚的に分かるので食いついてくれて、ようやく話に耳を傾けてくれるようになるというか。看護師仲間にも、まずは知ってもらうことが大事かなと思っていて、ちょっとずつでも理解を深めてもらえたら良いなと思っています。
私自身の変化としては、病気になったら治療するのではなく健康な状態や細胞本来が持つ力を持続させるという視点で見ることができるようになったことが1番の変化だと思います。今では、病気になったら治療をするのではなく本来の自分をいかに保っていくかだと考えています。
岩崎さん
私の場合は今まで様々なセラピーを学んできた中で、心と体は繋がり合っていて、両方をそれぞれケアしていくことが大事だと思っていました。だからこそ多くの技術を習得し、いろいろな方法でアプローチができるセラピストとして活動してきました。しかしマナーズサウンドの施術は心身ともに一度にケアができてしまうことが私にとっては衝撃でした。
また技術力に大きく依存しないというのもマナーズサウンドの凄さだと思います。他のセラピーだとセラピストの技術力によって結果が大きく変わってしまうものがほとんどだと思うのですが、マナーズサウンドの施術であれば安定した施術が毎回できるという部分も私の中で大きな安心感があります。他のセラピーで来てくれてた私のお客様たちが、私がサウンドセラピーを説明したり施術したりする姿を見て「すごい楽しそう」「生き生きしてる」みたいなことを言ってくださる方が多くて、自分でもやりがいを感じながら相当楽しく施術に取り組めてるのかな(笑)と思っています。
「本当にすごいんだよ!これまでやってきた色んな施術の効果がマナーズサウンド1つで叶っちゃうんだよ」みたいな。またワクワクしながら活動していることが伝わると、私も施術してもらいたいという人が出てきたり、なかには私も習いたいという人が何人かいてびっくりしました。それぐらい楽しみながらセラピストとしての活動ができるのは幸せだなと感じています。
素敵ですね。ワクワク感が今も伝わってきます。
看護師の藤原さん、セラピストの岩崎さんならでは視点でマナーズサウンドのお話をお聞きできました。お二人の考えるマナーズサウンドの魅力について改めて教えてください!
岩崎さん
さっきの話と少し重なるのですが「新しい時代のセラピー」だなという印象です。 物質的にサプリメントやお薬を足すわけでもなく、マッサージみたいに揉んだり返したりするものでもない。音・振動だけで整えていくアプローチだからこそ心も体もトータルケアできますし、原因がはっきりわかってない症状でも施術の効果を頂けるというのは、本当に今までにない施術であり1番の魅力かなと思います。
症状が穏やかになったり、心が明るくなってもらえるよう工夫して音をカスタマイズしながら施術ができるというのもやりがいがあります。またフラワーエッセンスについては今までサロンのメニューとしていたので、そこで使用していたものが全て周波数解析されており、その効果にも本当に驚きました。通常、フラワーエッセンスは液体を希釈して飲むものなのですが、マナーズサウンドの場合はその周波数を音として直接体にかけて共鳴させられる分、すごい影響力というか効果を感じます。
藤原さん
お薬は服用を続けることで症状の緩和は見込めますが、その反面薬害や、飲み合わせが悪い場合、長年の服用により体が本来もっている機能が正常に作動しなくなってしまう場合もあります。そういう観点からだとマナーズサウンドは人によって合う合わないというのがないというのは大きな安心感があります。
また、病院に行って検査をしてもお医者さんから聞かされる結果が「異常なし」や「原因不明」だったという患者様に施術をさせて頂いた際に、確かに自分が不調を抱えている部位の音の歪みをお伝えしたところ、初めて自分の不調を認めてもらえたと仰られ目に涙を浮かべていました。患者様の痛みに気づき寄り添えるのがマナーズサウンドであるなと感じています。
どんな方でも本来の細胞へ整えていけるというのは、すごく魅力的だと思います。
本日はありがとうございました。
最後にこれからの抱負について教えてください!
岩崎さん
マナーズサウンドを知らない方に説明するのはなかなか難しいところがありますが、必要とされている方たちにもっと知ってもらい、喜んでもらえるように活動を続けていきたいなと思います。現代医療の検査では“異常なし“と言われるような体調不良も、マナーズサウンドではその患者様にあったアプローチケアができるので、その方に合ったケアの1つの選択肢として希望を与えられるような存在でありたいです。
藤原さん
私もクリニックに来ることができないいろんな事情の方への訪問セラピーを続けていきたいと思っています。訪問セラピーをしていく先には、マナーズサウンドにご興味を持たれ自然とそういう体調を整えるというのができていくんじゃないかなと思って、みんなに知っていただくように引き続きお伝えしていきます。また岩崎さんとは専門が違うのでお互いの知見を交換しながら活動できているので今後も相談し合いながら、良い施術ができるよう活動できたらと思っています。