インタビュー

【1%未満の医療方針】精神科医に聞くマナーズサウンドの可能性と魅力

皆さん、こんにちは。
マナーズサウンド編集部です!

今回は愛知県岡崎市にて精神科クリニック(クリニック花草)を営まれている院長増田先生にインタビューしました。増田先生は長年、医師としてご活躍されてきたご経験から現在、減薬や断薬を目指すサポ ートをしていく医療方針にて、漢方やハーブやアロマ、フラワーエッセンスなど自然なものを取り入れた療法、そしてマナーズサウンドを活用した施術もクリニックで取り入れられています。

今回、信念を持ってクリニック経営されている増田先生に貴重なお話をお聞きできたので本日も最後までご覧頂けると幸いです♪

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理想の医療を実現化へ 花草クリニック

編集部
編集部
まず、増田先生のご経歴を教えてください!

増田先生

鹿児島市で生まれ、平成元年に奈良県立医科大学を卒業し、浜松の病院から医師としてのキャリアをスタートしました。今でさえ研修制度がありますが、当時は研修制度が整ってないなかで大規模な精神科病院に勤め、その後、精神科クリニックに勤務、精神科一筋で患者様に向き合ってまいりました。

そして令和4年の4月に、自分のクリニックを立ち上げることとなり今に至ります。

編集部
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当初から、ご自身のクリニックを開業される構想があったのでしょうか?

増田先生

いえいえ、私は経営とかは苦手分野だったものですから、勤務医の方が向いているなと思 いずっと勤務医でいいって思っていたというのが正直なところです。ヘッドハンティング や開業のオファーはこれまでも何度も頂いていたのですが、断っていたくらいでした。た だ今回は土地や建物の話もあり、「じゃあやってみるか」という覚悟も決まり、自然な流れと勢いに任せて開業に至りました。タイミング的なものもあったかと思っています。

編集部
編集部
そうだったのですね!開業に至るまでのストーリーが色々ありますね。クリニック花草についても詳しくお聞かせいただけますでしょうか?

増田先生

実はクリニックを開業する2年ほど前に、自然派ママのための、自然派クリニックを名古屋で開業された方のもとで勤務していたことがあります。開業された方が医師の方ではな かったので、私自身が院長として仕事に取り組んでいました。自然派の医療方針で自費診 療だったので、「病名をつけない、薬を出さない、もちろん、クリニックに注射なんて置いていない」といった特徴的なクリニックに勤務していました。

その後、自然派クリニックと同じように治すというよりも、患者様ご本人の中にある回復する力を使い、回復へ導くクリニックとしてクリニック花草を開業しました。 精神科に来られる患者様は既に長年お薬を飲んでらっしゃる方が、どうしても多いため、 お薬を安全に減らして、お薬からの卒業を目指していく治療もできる場所がクリニック花草です。

編集部
編集部
とても特徴的な医療方針、興味深いです。減薬、断薬をしていく過程についても教えて頂けますでしょうか?

増田先生

お薬を抜くときは、お薬でカバーして抑えていたものがどうしても出てきちゃうのでちょっと辛かったりします。眠れなくなったり、体が痛くなったり、あとは例えば、音や光に 敏感になっちゃったり。 実際のところ、辛い時期が、結構長い方もいます。でも、お薬が身体から完全に抜けてく るとすごく楽になります。「あ、これが自分の元々の考えだった」とか、「これが自分の体 だった」とおっしゃる方がとても多いです。ただお薬が0になった時にお薬が完全に抜けるわけではなく、その後デトックスされる期間を経て、身体が楽になるのでその期間のサ ポートをさせて頂いています。

だからこそ、お薬の服用期間や患者様の意思に基づいて、減薬のペースを決めています。過去に減薬に失敗経験のある方ですと、かなり慎重になられる方もいらっしゃいますし、ガンガン減らしたいという方は減薬期間だからと割り切って取り組まれる方もいます。

編集部
編集部
他にもクリニック花草の特徴があれば教えてください!

増田先生

クリニック花草(はなそう)の由来にも繋がるのですが、患者様とのコミュニケーションも心がけており、初診ではおひとり40 分間は時間を取るようにしています。精神科は特 に医師との会話で患者様が心を開いてくださるかも決まってきます。自然由来の花草と、 会話をして「話そう」との掛け合わせがクリニック花草の由来です。

ただ正直、40 分でも足りないと感じています。というのも、その方の幼少期の環境からヒアリングをし、どういうところからメンタル不調になったかという部分まで丁寧にお聞き しようとすると、もっと時間が必要なのです。

その中で不調を抱え、通院下さる多くの方の助けになろうとすると一人にかけられる時間 は短くなってしまうのでジレンマを抱えながらも、できる限り患者様に寄り添ったサポー トを意識しています。

その点から休日には 60 分の特別診療も行っており「悩みを相談しきれなった」という方 は、日曜祝日枠でご予約を取られる方もいらっしゃいます。

編集部
編集部
患者様との向き合い方に温かみを感じます!精神科医として長年、ご活躍されてきたなかで患者様の変化というのは感じていらっしゃいますか?

増田先生

患者様側には、そこまで大きな差はないと思いますが、昔に比べると、うつ病系の症状を抱える方が圧倒的に増えているのは確かだと思います。人それぞれ人間関係や、お仕事と か、頑張りすぎちゃった反動で症状が出てしまう方が多いんですよね。日本社会の文化と して、割と頑張ることが美しいという風潮があり、上手にサボろうとすることがあまり評価されなかったり、というのがあると思うんです。歯食いしばって、戦うのが美しいと思って育てられちゃうので、その結果、自分の体が悲 鳴をあげているのに、無理をしてしまう方も多いです。

助けてもらってはダメだ、自分は 役に立たない人間だという風に思っちゃうのは、やっぱり小さい時の育ちとかも大きく影響している傾向にあります。だからこそ、ヘルプを上手にちゃんと出せるのか、本当に大変な時は甘えていいんだよっていうようなことをお伝えしています。

編集部
編集部
文化や幼少期の環境要因も影響しているのですね。
現在の医療方針に至った経緯とクリニック花草の理念についても教えてください!

増田先生

先に経緯からお話させて頂きますと、私は、25年間ぐらいは、普通の精神医学、つまり患者様は、何らかの精神的な病気になっていて、病気をちゃんと見極めることが重要と思っていました。うつ病なら、うつ病、パニック障害なら、パニック障害に対しての適切な薬 の治療をすること。薬以外のサポートもあっても良かったわけですが、あくまでも薬が中心っていうふうに、2年ほどずっと考えてきていました。

ただ、とあるきっかけで、あれ、薬はこの人を根本的に治してないのではないかということに気づきました。そこから過去の患者様を振り返ると、薬を信じてしまっていたことで、助けられなかった数々の症例が蘇りました。例えば鬱がとても悪化してしまったとか、長期的に入院をせざるを得なくなったとか、そうなると私が薬を信じたばっかりに、そういう人を増やしてしまったのではないか、 私以外のたくさんのお医者さんたちも、病名があって、お薬があって、という風に信じていることで、実は患者様たちはどんどん身体を悪くしたり、精神的にも悪くしたりしているのではないか、と思えてしまったのです。

そう気づいた時に、他の道、薬を頼らなくても回復する道を私が探さなきゃいけないし、そうやって回復する患者様をたくさん作ることで、他のお医者さんにも私の気づいた医療 方針を伝えていくことができるのではないかと考えました。お薬を使わなくても、本人の治る力で回復していくんだっていうのを、 1 人でも多くの他のお医者さんに伝えることが 私の役割だと思ったのです。そうすることで以前の25年間の罪滅ぼしみたいなことになるっていう風に思ったんですね。その25 年間も決して勉強してなかったわけじゃないし、医療に対して一生懸命じゃなかったわけでもなくどちらかというと情熱的な医者でした。

その時も自分の時間よりも患者さんのために使う時間っていうのを喜びと思っていました。 ただ、何が違うって、薬を信じていたことだったと今は感じています。そこから患者様から学ぶしかないという想いも一層強くなり、お薬を使った時と使わなか った時の回復の差が明らかに違う数多くの患者様を目の当たりにしてきました。

詳しく話すともっと長くなってしまうのですが、その経験と想いが今のクリニック花草に繋がっています。

編集部
編集部
多くの患者様を見られてきたからこそ現在の医療方針に繋がっているのですね。 より詳しいお話もお聞きしたいところではあるのですが、ここでマナーズサウンドをお知りになった経緯と導入された理由について教えてください!

増田先生

減薬、断薬に取り組み始めた当初はただただ薬を抜けばいいと思っていたのですが、薬を抜くだけではなかなか回復しない人がいました。そこで健康になるためには、栄養であったり、運動であったり、他のアプローチだったりもやはり必要であると感じていました。 自然派クリニックに勤務していた際の出来事ですが、マナーズサウンドではない別のサウンドセラピーの宣伝を見て、理屈はとても面白いと思って興味を持ち、説明会があるとい うことで、看護師さん2人で聞きに行きました。

そこは別にやっていることがすごく間違ってるわけではないですけれども、とても商売上手でして、手の届く範囲の金額という のと、一緒に行った看護師さんが覚えて取り組むという話にもなり、以前の自然派クリニックではその施術を行っていたわけです。その中で他の方からマナーズサウンドと平田先生のことをお聞きしたのですが、別のサウンドセラピーに取り組んでいた兼ね合いで一度断っていました。

ただマナーズサウンドってなんだろうと思い調べていたら、絶対こっちが本物じゃんって思えちゃったんですよ。 それと別のサウンドセラピーで施術する中で、ちょっとした疑問が湧いた時に、その疑問 に誰も答えてくれない、マニュアル通りにやってくださいとしか返答のない違和感を看護 師さん達が感じていたことも後から分かり、それで平田先生とお会いさせて頂くことを決めました。開業時の忙しい時期と重なっていましたが、平田先生とお会いして、うちのク リニックに導入したい、マナーズサウンドの施術を受けられるような環境を作りたいという強い思いが沸きました。

編集部
編集部
そんな経緯があったのですね!
初めてマナーズサウンドに出会った時に、施術の体験もされたのでしょうか?

増田先生

施術自体はほんとに 5 分もないぐらいだったのですが施術していただきました。 実はその時に私、五十肩の再発をしていて全く肩が上がらなくなってしまっていたんです よね。それで平田先生に肩のところに施術マシンを当てて頂いたら、肩のところで明らか に音が違ったんですよ。

そうしたら平田先生がここですねと言って、肩まわりを 2、3 往復ぐらいして頂いたら肩が上がっちゃったんですよね。 もう、それはとってもびっくりし ましたね。その驚きの体験をしたのちに、平田先生にマナーズサウンドの理論も詳しくご 説明頂き、前のところとは技術も理論も圧倒的な違いがあるなと思いました。

編集部
編集部
音響振動療法の正統な継承者が平田先生ですからね。
マナーズサウンドの魅力とマナ―ズサウンドを知って頂きたい方についても教えてください!

増田先生

日本人の傾向として本当にいいものでも、知らないがゆえに、不安に思って飛びつけない人がとても多いと感じていますが、クリニックという場で安心してマナーズサウンドの施術を受けて頂けると良いなと思っています。

特に、とっても症状が大変な人にこそ、マナ ーズサウンドを知ってもらいたいと思っています。うちのクリニックでも奇跡的な回復を した人が結構おられます。精神的に非常にしんどい状態で、それこそ椅子に座ることもできず、全く落ち着きのないような状態から、もう何回目かの施術後には、もうびっくりす るほど落ち着かれてという方が何人もいらっしゃいます。

だから是非とも、そういう方に こそ施術を受けてみてもらいたいですね。 ただ手のアトピーが綺麗になった方や、お腹の調子が良くなったという精神科症状以外の 方もセラピーを受けにこられるので、お肌を綺麗にしたい、良く寝られるようになりたい といった方にも気軽にお越しいただけたらと思っています。

編集部
編集部
医療業界(メンタルクリニック)でのマナーズサウンドの活用方法

増田先生

腸が弱い人は、不安になりやすかったり、逆に便秘がちだとイライラしやすかったりと、 身体と精神は結びついています。自律神経の問題とかも身体の不調とメンタルは関わって いると思うのですが、目に見えない原因の症状や、原因がよく分からない病気というのも多く存在します。

特に精神科は整形外科や皮膚科と違って目に見えないものと向き合っていく機会が多く、私はよく皆さんに、朝のお日様をとにかく嫌わずに浴びることがもう何よりも、強い抗うつ薬だよってことをお伝えするんですけれども、そういうお日様浴びるとか、栄養の高いものを食べるとかの先にマナーズサウンドがあるのかなと思っています。

マナーズサウンドも音や振動というところで目には見えないですが、私がこれまで色々な 治療法を勉強してきた中で目には見えないアプローチの重要性はとても強く感じています。なんとも言えない不安感とか、なんとも言えない恐怖感みたいなを抱える患者様も見てき て、なんとかしてできないかと、長年、探していた経緯もあります。 そんな中見つけたマナーズサウンドであるので、その可能性をすごく秘めているなと感じています。

もちろん精神科領域だけではなくて、色々な領域の医療現場で、データや画像で出てこないような原因不明の症状はあるかと思います。医療の現場は新しいものを導入 する際のルールや稟議が厳しかったりという実情もありますが、そういった不調を抱えて いる方々にとても役に立つと思っていますし、ぜひ、広がってほしいなと思います。 大きな精神科病院の患者様の状態が非常に切迫した状態のことも多いですが、一方クリニックは、もう少し軽い症状の方もいらっしゃいます。

もちろんクリニックにいらっしゃる 患者様が深刻じゃないというわけではないのですが、大きな精神科病院とはやっぱりもう 切羽詰まり感がちょっと違います。だからこそマナーズサウンドは医師の先生との考え方 がマッチするクリニックでは、興味持ってくださる方も多く、広がっていく気がします。 広い視野と複数の選択肢の中からマナーズサウンドも選んでもらえたらと思っています。

編集部
編集部
クリニックをはじめとする医療現場でのマナーズサウンドの活用についてのお話ありがとうございます。最後にこの記事をご覧になられている方に向けてひとことあればお願いします。

増田先生

クリニック花草は、もちろん精神科の診療・治療をしていますが、他にも色々な試みとし て、プロテインや無農薬野菜、添加物の入っていない調味料、安全な歯磨き粉やシャンプ ーなども置いてあります。 この記事を見て興味を持ってくださった方は、特にメンタル不調がないという方にもお越 しいただけるような場所になったらと思っています。というのも未病の状態で、大きな精 神的なストレスを抱えていない段階で回復し、健康維持をしてくださるのが理想です。

フリースペースもあるので精神科のイメージではなく、商品を見に来たり、マナーズサウ ンドについて気軽に聞きに来ていただけたらと思っています。

診療でなくても気軽に立ち寄れるクリニックとても素敵ですね! 本日はありがとうございました。

◎クリニック花草増田先生プロフィール
昭和 37 年、鹿児島市で出生。平成元年、奈良県立医科大学卒業。 愛知県、静岡県、大阪府などの精神科病院、クリニックなどの勤務を経て、 令和 4 年 4 月、愛知県岡崎市で「クリニック花草」を開院。
HP:https://hanasou.jimdosite.com/

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