コラム

【マナーズサウンドコラム】月の周波数のお話

中秋の名月。まだ、日中は夏の暑さをぶり返しますが、暦の上ではすでに秋の中ごろ。

お月見」は平安時代に中国から伝わってきた庶民の風物詩です。現代のように楽しみが多くなかった時代、ふっと見上げた宵闇に浮かぶ艶やかな月。身分や貧富の差に関係なく誰でもが自由に楽しめる天体遊戯となりました。

 中秋の名月を「十五夜お月様」とも呼ぶので、今日9月15日が「お月様」と言うイメージがありますが、旧暦に基づくもので、日時は毎年変わります。例えば今年は9月21日ですが来年は9月10日になります。また、必ずしも満月とは限らないそうです。

 中秋の名月を祝うのは、中国と日本の他は台湾とベトナムくらいで「中秋節」と呼ばれ、ヨーロッパにはないそうです。また、アメリカでは先住民族の時代からHarvest moon(ハーベスト・ムーン=収穫の月)があり、鑑賞と言うよりは月に感謝して、作物の収穫を祝うことが目的だったようです。

 なるほど改めて「十五夜」を考えてみると、一部の貴族豪族が優雅に羽衣を着飾り酒宴を催して、談笑にふけりながら美月を堪能する一方で、お百姓さんたちは質素な団子を供えて、作物の収穫を月に祈っていた太古の姿が目に浮かびます。

 日本昔話のロマンから、一転して現実的な話になります。
古の時代、貴族たちが月の灯りを浴び戯れたのは、単に月が美しから。お百姓さんが収穫のため、月を崇めたのは、それが太陽と同じように天空にあり人智の及ばぬ神のような存在で宗教的な意味合いがあったから。しかし、本当にそれだけの理由だけだったのでしょうか?
 
 現代では月と地球の様々な因果関係が証明されてきました。

 例えばヨーロッパの都市伝説である狼男(ヴァンパイア)、ドラキュラと言う吸血鬼系や、魔女、フランケンシュタイン、ジギル博士とハイド氏などいうモンスター系も、なぜか満月の夜に現れるという設定です。何故か?それらは都市伝説としても、現代社会でも、確たるエビデンスや統計はありませんが、凶悪犯罪は満月の夜に起きる、という研究者の仮説もあります。それは月の引力により、ある因子を保有する脳の持ち主に、その引力が悪影響を及ぼしているのではないか?というのが研究家たちの想像です。

 たしかに、潮の満ち引きや、女性の月経は月の満ち欠けに連動しているともいわれます。そこには地球の引力と地球の引力のバランスが関係しているともいわれています。それもあると思いますが、実はもうひとつ、月の周波数が人体を含む地球の生命体にも大きな影響を及ぼしているのです。

 古い話で恐縮ですが、有名なところでは時は安土桃山時代の慶長5年9月15日(西暦1600年10月21日)、美能国不破郡が舞台となった関ヶ原の合戦の開戦日。西軍・豊臣秀吉と、東軍・徳川家康の戦闘脳に月の引力、もしくは周波数がなんら影響したのか?それはわかりません。

 近年では昭和48年(1973年)9月15日(当時の敬老の日)に国鉄が中央快速にシルバーシートを設置しました。高齢者や身体の不自由な人のために座席を譲り合う精神を日常的に啓蒙するためです。ほとんどの人は心に愛を持ち、快く座席を譲り合うのですが、電車通勤の小生は、最近、そのようなモラルが乱れ、シルバーシート(現・優先席)に躊躇なく陣取り、スマホに熱中する若い世代によく遭遇します。そんな時、ふと、ああこれも月の周波数と関係があるのかなぁ〜と思わず考え込んでしまいます。

 お月さまは、そもそも、優雅で美しく静かに人間や地球に癒しや優しさを与えてくれる存在です。そんな月の周波数は210・42Hzです。この周波数を電車の中や、自動車の運転席に流せば、優先席を占領する者や煽り運転をする者はいなくなるのではないか?それが証明されれば、世界中に流せば、第二第三の関ヶ原も防げるのではないか?そんなふうに考えるきょうこの頃です。

ちなみにですが、優先席のことを台湾では「博愛座」、中国では「愛心専座」と呼びます。自分は日本の「優先席」よりこちらのほうがインパクトがあって好きです。みなさんはどう思われますか?

夜、晴れていたら顔を上げて、月の光を浴びてみましょう。一日の疲れが癒されるでしょう。

スタッフT.A

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